月別アーカイブ: 2015年1月

宮城県石巻市・東松島の御客様に訪問しました。その2

車は東松島市から、石巻市へ車は沿岸を走行。石巻市の市境にある運河をわたる橋のところで、
A様からここで息子さんが、被災された時のお話を聞かせていただきました。
地震直後に、御両親と連絡が取れなくなり御両親の御自宅に向かう途中、ここで津波にのみ込まれ車に乗車したまま500mも流されたそうです。
たまたま、車が浅瀬に流れ着き、間一髪で車から脱出に成功、生還を果たすことが出来たとのこと。
当時ここで、多くの人々が車に流され亡くなったそうです。
数日後A様は、無事に避難所で息子さんと再会を果たすことができたそうです。
川を渡って石巻市内に入ります。沿岸の港湾地域では水産関係の倉庫や建物も目に付くようになりますが、南浜町の辺りまで来ると一面の草原です。
道を左手に回ると「がんばろう石巻」の看板のある広場があります。
草原の遠くの先に、1件だけ洒落た住宅がぽつんと1軒だけ見ることができます。既に住む人もいなくなりそのままの状態で時が止まっています。
私が、初めて訪れた2年前と半年前の6月から、このあたりの光景は変わらないように見えます。
程なくして、万石浦に近いA様宅に到着です。A様のお宅は、海岸から200mほどの場所で、2年前に訪れた時と比べると徐々に家が建ち始め、避難先から
戻ってこられる人が出始めたそうです。
A様は、震災後1年で、復興ボランティアの青年たちとお宅を修復、地域に先駆けて一番に地元に帰ってこられた方です。
今でも、当時のボランティアのメンバーがA様宅を訪れ美容師の奥様は、ご主人の運転する車で、避難所へ髪き切りのボランティアをされたそうです。
早速、仏壇の開閉器の状態を見ることにします。扉が閉まったときにガタガタ音がするということですが、今日のところは症状が出ていません。

開閉器の修理
念のため、あらかじめ送っておいた新しい開閉器に交換させていただき、配線や扉の立などをチェック、蝶番に注油をして作業終了です。
その後、奥様がもったなくも昼食の用意をしていただいておりまして
地のおいしい魚や手作りの漬物など、大変美味しくいただきました。甥御さまが、今月の聖教新聞「名字の言」で紹介されたこと

石巻写真

夕方、惜しい気持ちでA様宅をお邪魔しました。ご主人に石巻駅まで送っていただき、再開をお約束してご主人の車を見送らせていただきました。
その後、バスで仙台まで戻り、夜9時半初の名古屋行きの深夜高速バスで現地を出発、翌日の午前7時前に名古屋の栄に帰着しました。
A様、そしてご主人様、大変お世話なりました。
今回お邪魔した、東松島と石巻の皆さまの御健康とご多幸をお祈り申し上げます。石巻駅創価学会仏壇専門の仏壇ギャラリーはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮城県石巻市・東松島の御客様に訪問しました。

1月26日、宮城県石巻市へお客様宅への訪問出張です。
東松島市のN様には、御親戚の石巻市のA様と様をご紹介していただき、平成22年12月に初めて仏壇配達の折に訪問させていただきました。
その後も度々御紹介をしていただき、昨年6月、東松島氏のI様をお客様を紹介していただきまして、厨子型仏壇光勝を納品させていただきました。
今回は、大変お世話になったN様が、昨年末事故に合われ怪我をして入院とのお話を伺い、また、A様にもお仏壇の調子 を見て欲しいとの御要望をいただき3度目の訪問させていただくことになりました。
また、東松島氏のI様のお宅にもお邪魔させていただき、お仏壇の点検をする予定です。
前回、前々回とフェリーを利用して車で訪問させていただきましたが、
今回は夜行バスにて約800kmの移動ということに なり、往復夜行バスを利用してその日に現地を立つ日帰りでの弾丸出張です。

名鉄バスセンター
前日25日の午後9時半、名古屋市の名古屋駅名鉄バスセンターよりバスに乗車。3列シートのフルリクライニングでトイレ付きの、長距離バスならではの仕様です。
予約が取れた席は、最前列の中央の席で、足元が狭い悪い場所だったのですが、あいにく他に空席があり運転手さんから、後ろの席に移動しても良いよといわれ、ラッキーなことに足をめいっぱい伸ばせるカーテン付きの座席に引越しすることが出来ました。
バスは、長野道から上信越道を経て東北道を北上、朝の7時前に雨模様の天気の仙台駅前に到着、約9時間の長旅でした。

仙台駅前の画像
震災前には仙台から石巻へは仙石線で鉄道での移動が出来たのですが、現在は震災で大変な被害を被り、途中不通となっております。
但し、今年の5月頃には線路も復旧し、仙台から石巻、女川まで全面復旧することになり、復興への大きな役割を果すことが期待されます。
ということで、仙台駅前より高速バスで石巻駅を目指すことになります。バスは、仙台駅より海側に東進します。都心を抜けると気になる光景を目にしました。市街地のいたるところで道路の電柱が傾いています。最初は目の錯覚かと思ったのですが、震災から4年経つのですが、ここ仙台の中心でも復興の最中であることを認識しました。バスは、三陸自動車道を走行し、約1時間15分で石巻のイオンバス停に到着。
今日は、ここでA様のご主人さまのお迎えをいただくことになっており、すでに私の到着を待っていただいておりました。
今回は、もったいなくも市内の移動には、A様の車にお世話になります。お忙しいところ大変有難うございます。
最初にN様のお見舞いに伺うため、東松島市内の整形外科病院にお邪魔しました。
昨年12月に御自宅前でバックしてくる車に接触、転倒し意識を失い、救急車で搬送。足を骨折はされたそうですが、幸いなことに頭部には 異常がないとのこと。車と接触された時には、すぐ横に電柱があり、少しずれていたら、もっと大変なことになっていたそうで 「御本尊様に守られました」との感謝の言葉。
その後、松島海岸に近いI様宅に訪問、このあたりもお津波の大きな被害を受けた地域で、未だに半壊した住宅が所々に、そのままに状態で残されています。
I様宅のお仏壇の点検をさせていただき、お仏壇の本体や電動開閉器の不具合等の問題はありませんでした。

I様のお宅も、津波で甚大な被害を受けたのですが、お宅の改装と増築をされ昨年春に完成されました。完成後の6月に、当社にてお仏壇の直接納品と設置をさせていただきました。テラスの付いたログハウス風のお宅で、檜など木材をふんだん使用された心落ち着くお住まいでした。お宅を建てられた大工さんは、震災復興のボランティアで宮城に来られその後、千葉県に帰らず、現地で工務店をオープンされたそうです。

東松島市のお客様と記念写真
今回、点検に必要な工具類は、事前に石巻のA様宅に宅急便であらかじめ送ってあります。
半年振りの1様ご夫婦と再会をさせていただき、お仏壇を前に記念写真。
その後、しばらく談笑させていただき石巻市のA様宅へ向かいました。

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